御朱印帳を買ったけれど、「どちらから開くの?」「貼る順番は?」と迷った経験はありませんか?
特に蛇腹式の御朱印帳は、貼り方を間違えると順番が逆になってしまうこともあります。
この記事では、御朱印帳の基本から貼り方のコツ、順番の正しい考え方まで、初心者の方でも安心して使えるように詳しく解説します。
御朱印帳の魅力とは
御朱印帳の基本と種類
御朱印帳とは、神社やお寺でいただく御朱印を記録するための帳面です。
御朱印帳には主に「蛇腹式」と「ノート式」の2タイプがあります。
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蛇腹式:和紙が長くつながっており、アコーディオンのように開閉できるタイプ。全体を広げて見られるため人気があります。
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ノート式:通常のノートのようにページが1枚ずつ独立しているタイプ。裏写りしにくく、持ち運びがしやすいのが特徴です。
この記事では、より伝統的で人気の高い「蛇腹式御朱印帳」に焦点を当てて解説していきます。
神社や仏閣での御朱印の重要性
御朱印は、神様や仏様に参拝した証として授与される「参拝の記録」。
墨書きされた社名やご本尊名、朱印の押印にはそれぞれ意味が込められています。
単なるスタンプではなく、信仰と感謝の証として大切に扱いましょう。
御朱印の収集方法
御朱印は「直書き」と「書き置き」の2種類があります。
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直書き:御朱印帳を渡して、その場で書いていただく。
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書き置き:和紙に書かれた御朱印を授与してもらい、後から御朱印帳に貼る。
最近では感染症対策のために「書き置き」での授与が増えています。ここで「貼り方」や「順番」が大事になるのです。
御朱印帳の正しい使い方
御朱印帳の構成とサイズ選び
一般的な御朱印帳のサイズは B6(縦18cm×横12cm) 前後。
持ち歩きやすく、バッグにも収まりやすい大きさです。
表紙には「御朱印帳」と金箔で書かれているものが多く、右開きが基本になっています。
貼り方の基本:蛇腹式の特徴
蛇腹式は1枚の長い和紙を折りたたんで作られているため、開く方向がとても重要です。
御朱印帳を開いたときに「右側が最初のページ」になるのが正しい使い方。
左側から始めてしまうと、御朱印の順番が逆になってしまうので注意しましょう。
初めての御朱印帳使用手順
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表紙の向きを確認する
表紙に「御朱印帳」と書かれた面が上、右側から開くように持ちます。 -
1ページ目から貼り始める
一番右の面に最初の御朱印(または書き置き)を貼ります。 -
裏面を使うときは上下を確認
裏側を使う際は、上下が逆にならないように注意。表と同じ方向で貼るのが正解です。
失敗しないための注意点
やってはいけない事:よくある間違い
初心者がよくやってしまうのが次の3つのミスです。
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左開きにして貼ってしまう
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ページを飛ばして貼る
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のりを多くつけすぎて紙が波打つ
蛇腹式は全体がつながっているため、1枚間違えると修正が大変。
貼る前に必ず「順番」「向き」「のりの量」を確認しましょう。
ページを飛ばさないための工夫
ページの裏に鉛筆で軽く番号をふっておくと、貼る順番を間違えにくくなります。
また、貼る前にすべてのページをざっと広げて、流れを確認しておくのもおすすめです。
裏面の使い方と注意点
蛇腹式御朱印帳は表面を使い切ったら裏面も利用できます。
ただし、裏移りやインク汚れには注意が必要です。
直書きの御朱印が完全に乾いてから裏面を使うようにしましょう。
御朱印帳の貼り方ガイド
2ページ目の貼り方と順番
蛇腹式は右から左へ順に貼るのが正しい順番です。
1ページ目が右端、2ページ目がその隣です。
貼る際は、御朱印紙の上下がまっすぐになるよう丁寧に配置しましょう。
左開きにしてしまった場合の対処法
もし左から開いてしまった場合は、無理に剥がさず、表紙裏を「最初のページ」として使うか、新しい御朱印帳を使うのが無難です。
すでに数枚貼ってしまっている場合は、「この御朱印帳は左開き用」として統一して使い切るのも一つの方法です。
のりの正しい使い方とおすすめ商品
御朱印を貼る際は、「のりの量」がポイントです。
スティックのりだと厚みが出やすく、でんぷんのりの方が和紙と相性が良いです。
おすすめは次の2つ:
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ヤマト アシッドフリーボンド:紙が変色しにくく、長期保存に最適。
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フエキ でんぷんのり:優しい接着力で、御朱印をきれいに貼れる定番品。
のりは御朱印の四隅と中央に薄く塗り、余白を押さえるように貼るとシワになりにくいです。
御朱印を集める楽しみ
お気に入りの御朱印帳のデザイン
御朱印帳は神社やお寺ごとにデザインが異なり、金襴(きんらん)や友禅柄など美しい表紙が揃っています。
お気に入りのデザインを選ぶと、参拝のモチベーションもアップします。
御朱印の住所や初穂料の記入方法
御朱印の下や裏面に、参拝した日付・場所・初穂料(300円〜500円が一般的)を記録しておくと、
後から見返すときにどの神社でいただいたものかがすぐにわかります。
参拝と御朱印のマナー
御朱印は「お参りした証」です。必ず先に参拝を済ませてから御朱印をお願いしましょう。
混雑時は書き置きを受け取る、または時間をずらすなどの配慮も大切です。
御朱印帳の保管とメンテナンス
保管方法と注意点
湿気や直射日光を避け、清潔な場所に保管しましょう。
防湿剤と一緒に保管すると紙の劣化を防げます。
長期保存する場合は、紙箱や布袋に入れておくのがおすすめです。
専用カバーの効果
御朱印帳専用のビニールカバーを使えば、汚れや水濡れから守れます。
旅先でも安心して持ち歩けるうえ、角折れ防止にもなります。
壊れた御朱印帳の修理方法
・蛇腹が破れた場合は→でんぷんのりで裏から和紙をあてて補修できます。
・表紙が外れたときは→厚手の紙を補強材として使うと元通りになります。
よくある質問Q&A
御朱印帳はどこで購入できる?
神社・お寺の授与所のほか、文房具店、インターネット通販でも購入可能です。
通販ではデザインが豊富で、蛇腹式やノート式を好みで選べます。
御朱印のためのお参りはどうすれば良いか?
鳥居をくぐる前に一礼し、手水舎で清め、参拝の作法に従ってお参りしてから御朱印をお願いしましょう。
御朱印は「記念スタンプ」ではなく「感謝の証」であることを忘れずに。
書き置きはどう扱うべきか?
いただいた書き置き御朱印は、のりまたは両面テープで丁寧に貼ります。
上下を確認し、空気が入らないように貼るのがコツ。
余白に参拝日を記しておくと、後から見返す際に便利です。
まとめと今後の活用方法
御朱印帳の楽しみ方の広がり
御朱印帳は、ただ御朱印を集めるだけでなく、旅の記録や思い出を残すアイテムとしても魅力的です。
お気に入りのデザインを使いながら、自分だけの「参拝の物語」を作りましょう。
これからの御朱印集めの提案
全国には、限定御朱印や季節ごとの御朱印を授与する神社仏閣も増えています。
旅先での参拝やイベント巡りなど、御朱印帳をきっかけに日本文化をもっと楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめポイント
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蛇腹式御朱印帳は「右開き」が基本
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貼る順番は右から左へ
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のりは薄く、四隅を中心に貼る
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裏面は乾燥後に使用
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カバーや保管方法で長持ちさせよう

