赤ちゃんの離乳食が始まると、真っ先に気になるのが「ハイチェアはいつから?そして何歳まで必要?」という点ではないでしょうか。
実際、ハイチェアは種類が多く、使用できる年齢もモデルによってさまざまです。
離乳食初期だけ使う家庭もあれば、大人になるまで愛用し続ける家庭もあり、使い方や卒業時期は非常に幅があります。
そこで今回は、
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ハイチェアは何歳から何歳まで使えるのか
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長く使えるハイチェアの見分け方
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実際の利用者が感じたメリット・デメリット
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卒業タイミングの目安
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後悔しないハイチェア選びのコツ
これらを利用者のリアルな口コミを交えつつ、わかりやすくまとめました。
これからハイチェアを選ぶ方、買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ハイチェアとは?基本情報と目的
ハイチェアの定義と主な目的
ハイチェアは、赤ちゃんや幼児が安全に食事をするために設計された“専用の椅子”です。
高さがあり、食卓と赤ちゃんの距離が自然と近くなるため、食べこぼしや姿勢崩れを防ぎ、食事をスムーズに進められるのが最大の目的です。
また、ハイチェアは赤ちゃんの“正しい座り姿勢”を促し、姿勢の基礎をつくるという役割もあります。
足置きがしっかりしていると、噛む力・集中力にもつながることが分かっており、食育の面でも大切とされています。
ハイチェアの種類と特徴
◎木製タイプ(調整式)
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耐久性が高い
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インテリアとして馴染む
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長く使えるモデルが多い
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足置きや座面の高さ調整が細かくできる
特にストッケ・カトージ・大和屋などは人気が高く、小学生〜大人まで使えるモデルも多数。
◎プラスチック製(簡易タイプ)
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軽くて扱いやすい
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価格が安い
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レストランでもよく採用されている
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丸洗いしやすいものが多い
離乳食初期の短期利用に向いています。
◎折りたたみ式
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持ち運びしやすい
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実家への帰省にも便利
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使わないときはコンパクトに収納可能
ハイチェアと大人用チェアの違い
大人用チェアは座面が高く、幼児には深く腰掛けられません。足も宙ぶらりんになり、姿勢が崩れて食事に集中できない原因になります。
ハイチェアは、
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足置き
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背中の支え
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安全ベルト
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適切な座面の高さ
これらを備えており、安全面も姿勢面も整えられています。
ハイチェアはいつから使える?
赤ちゃんが使い始める時期
多くの赤ちゃんは 生後6〜7ヶ月(腰がしっかり安定した頃) から使い始めます。
“腰が座ったタイミング”は重要で、無理に早く使うと転落や姿勢崩れにつながるため注意が必要です。
離乳食期との相性
離乳食スタート期は、赤ちゃんも親も慣れないため環境づくりが重要です。
ハイチェアで姿勢を整えるとスプーンがスムーズに口へ入れやすく、食事の習慣づけにも役立ちます。
対象年齢の目安
一般的な目安は以下の通りです。
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ベルト付き固定タイプ:〜3歳頃
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調整できる木製タイプ:〜6歳以上
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大人まで使えるタイプ:〜成人まで(耐荷重80〜100kg)
ハイチェアは何歳まで使える?利用者の声からわかる“リアル”
“何歳まで使った?”という疑問は、実際の利用者の声がもっとも参考になります。
そこで、SNSやレビューでよく見られる意見をまとめました。
ハイチェアの寿命と卒業時期(実例つき)
★もっとも多いのは「3歳前後で卒業」
「うちの子は3歳で普通のダイニングチェアに移行しました」
「2歳半頃から“自分の椅子がいい”と言い出して卒業しました」
このように、自我が芽生えてくる2〜3歳頃が一つの転換点となるようです。
★調整式は「幼稚園〜小学生」まで長く使える
「ストッケは小学校に入っても使ってます」
「5歳で学習机用にそのまま転用しました」
特に、ストッケ トリップトラップは
“買ってよかったベビー用品 No.1”
といった声が多く、長く使いたい家庭の圧倒的支持を受けています。
★大人まで使う家庭も多い
「耐荷重100kgなので夫も座れます」
「椅子として普通に優秀なので、子供が使わなくなっても私が使ってます」
長期使用前提なら、コスパは抜群です。
何歳まで通用する?後悔しないハイチェアの選び方
利用者の口コミから分かったのは、
“何歳まで使いたいか”で選ぶべきハイチェアが変わるということです。
1. 短期間(離乳食期〜2〜3歳まで)でいい人
→ プラスチック製・軽量タイプが最適
→ 掃除がしやすくコスパも良い
【利用者の声】
「離乳食期だけだったのでIKEAで十分でした」
「軽くて洗いやすく、毎日の負担が減りました」
2. 幼稚園〜小学生まで使いたい人
→ 木製の調整式ハイチェアが必須
→ 足置きがあり姿勢も安定
【利用者の声】
「カトージは調整が細かく、3歳以降も快適に座れます」
「しっかりした作りで長持ちしてくれています」
3. 大人まで使いたい人
→ ストッケ、カトージのハイタイプ、大和屋のアッフルチェアなど
→ 耐荷重80kg以上を選ぶこと
【利用者の声】
「長く使うなら絶対に木製がいい」
「高いけど10年単位で使えるから結果的に安い」
ハイチェアのメリットとデメリット
メリット
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食事に集中できる
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姿勢が安定する
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誤嚥やむせを防ぎやすい
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家族の食卓に参加しやすい
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掃除がしやすいモデルが多い
【口コミ】
「ハイチェアに座ると不思議と集中して食べてくれる」
「足置きがあるだけでこんなに違うんだ!と思いました」
デメリット
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場所を取る
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立ち上がりやすい子は危険
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価格が高いモデルもある
【口コミ】
「部屋が狭いと圧迫感はある」
「気を抜くと立ち上がってしまうのでベルト必須」
レストラン・結婚式でのハイチェア利用
レストラン
ファミレスやカフェでは、プラスチック製の簡易ハイチェアが主流。
背もたれが低いので、支えが必要な場合もあります。
結婚式
式場に用意されていないケースも多いため、事前確認が大切。
ベルトがついていない場合もあるので、クッション持参が安心。
マナー・安全のポイント
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立たせない
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テーブルに寄りかかせすぎない
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大きく揺らさない
ハイチェアの手入れ方法
毎日のお手入れ
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プラスチック:丸洗い
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木製:固く絞った布で拭く
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食べこぼしはこまめに掃除する
壊れやすい部分
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ネジの緩み
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足置きのガタつき
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ベルトの劣化
長持ちさせるには
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月1でネジチェック
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体重制限を守る
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無理な姿勢で使わせない
実際の利用者の声
◎ハイチェアの良かったところ
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「姿勢が安定して食べる量が増えた」
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「2歳頃から椅子を自分で登って座るようになった」
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「掃除がラクなので毎日のイライラが減った」
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「長く使えるタイプを買って本当に正解!」
◎ハイチェアの気になったところ
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「インテリアに馴染まないタイプもある」
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「足置きが固定だと成長につれて合わなくなる」
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「立ち上がり癖が出ると目が離せない」
これらはハイチェア選びの大切なポイントになります。
まとめ:ハイチェアは“何歳まで使いたいか”で選ぶのが正解
この記事の結論は次の通りです。
✔ ハイチェアは3歳頃がひとつの卒業目安
ただし、調整式なら小学生・大人まで使える。
✔ 長く使うほどコスパは高くなる
値段より「どれだけ使えるか」を重視すべき。
✔ 姿勢づくり・食育の面でも重要なアイテム
特に足置きの有無で集中力が大きく変わる。
✔ ハイチェア選びのポイントは調整機能・安全性・耐久性
足置き調整・座面調整・安定性を必ずチェック。
あなたの家庭に合わせた“ベストなハイチェア”を選ぼう
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離乳食期だけ使う
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幼稚園まで長く使う
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大人まで使える一生ものを選ぶ
どれが正解ということはありません。
大切なのは、暮らし方とお子さんの性格・成長に合ったハイチェアを選ぶことです。
ハイチェアは「たった数年だけ使うもの」と思われがちですが、実は
“選び方次第で10年以上の価値になるアイテム” です。
ぜひ、お子さんと家族の生活にぴったりの1台を選んでくださいね。

